リボ払い・・・一見良さそうですが
毎月一定額の支払いで済むので楽々返済できそうな「リボルビング方式(リボ払い)」。実はそうではありません。リボ払いで残高が100万円にもなってにっちもさっちも行かなくなり相談に来た人がいます。最初は20万円ほどの商品を買い、毎月5000円ずつ返していたのですが、その後も残高を確認せずに無計画に買い物を続けた結果、ある日気づくと残高がべらぼうな金額になっていたというのです。その方はリボ払いの仕組みがわかっていなかったようですので、説明しました。
例えば当初の20万円だけがリボ払いの対象だとすると月々の支払額を5000円に設定した場合は40ヶ月で返済がすみます。良さそうですね。でも、リボ払いでは残高に高利が課されます。利率は年利13~18%です。これはサラ金と同じ利率です。1回目は20万円に手数料(15%としましょう)2054円がつき、月々の支払額5000円と合わせて7054円が返済金です。2ヶ月目は7484円の支払い。3ヶ月目は7342円。こうして40ヶ月後の返済終了時点では手数料合計は5万円以上に上り、20万円の商品に対して総額25万円余りを支払うのです。
この間に他の買い物をすれば瞬く間に残高がふくれていき、いつまで経っても返済が終わらない地獄のような状況が待っています。仕組みをよく理解せず見せかけの便利さだけに目を奪われた方々が結構おられます。
ご相談の方にはでボーナスなどでできるだけ早く一括返済するか、家族に訳を話して助けを乞うように(つまり泣きつくしかないと)言いました。
みなさんはくれぐれもご注意を!