心に残る詩
南米のアンデス地方に伝わる話だそうです。わずか17行しかありません。こんな話です。
森が燃えていました
森の生きものたちは われ先にと 逃げていきました
でもクリキンディという名の
ハチドリだけは いったりきたり
くちばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは
火の上に落としていきます
動物たちがそれを見て
「そんなことして いったい何になるんだ」
といって笑います
クリキンディはこう答えました
「私は、私にできることをしているだけ」
出典「ハチドリのひとしずく」光文社刊
如何ですか。今の私にできることは何だろう。考えてしまいます。