アンブローズ・ビアスの定義

「悪魔の辞典」の著者が定義する

 さて、今日は私の専門とも関係あるのですが、あるジャーナリストのことを書きましょうか。

 

 そのジャーナリストとは19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したアンブローズ・ビアスというアメリカ人です。新聞・雑誌に発表した箴言や警句を、辞書形式にまとめた文明批判の書である「悪魔の辞典」が有名です。例えば、ビアスにかかると、「弁護士」とは「法律の抜け道を見つける熟練者」の意味となり、「大臣」とは「権限は大きく、責任は軽い役人」となります。

 

 では、「人間」はどう定義しているでしょうか?「これが自分の姿だと思う姿に、ひとり恍惚として思いふけり、当然あるべき自分の姿を見落とす動物。その主要な仕事は、他の動物たちと、自分の属する種族を絶滅させることである。しかし、人間は注目に価する早さで増加し、地球の住める所ならどこでもはびこる始末である。」 

 

 手厳しいですね。しかし、昨今紙面を賑わす出来事の数々を見ても、ビアスの定義は十分に的を射ていると言えそうです。

 皆さんはこのビアスの定義に対してどう切り返しますか?

英語講師・特定行政書士 光岡和隆

熊本市東区沼山津4-3-182

電話 096-369-4579

FAX 096-284-7577

月~金曜 9:00~17:00 土曜、日曜、祝祭日は休業(予めご連絡いただければ対応いたします)


事務所周辺地図


「アクセス」のページにgoogle map があります。