親の愛情をいっぱい受けて
行政書士の光岡和隆です。名乗るほどの者ではありませんが、改めてご挨拶です。
さて、事務所裏の高さ4メートルほどのサザンカの木に鳩が巣を作っているのに気づいたのは5月頃でしたか。親鳩でしょう。口に小枝のようなものをくわえてしきりに枝の間に入っていきます。枝が放射状に広がり、若葉がぎっしりと茂ったサザンカの枝の先端付近に巣が見えます。ちょっと見には巣があることはわかりません。
時間がたち、やがて巣の間に小さな小さなクチバシらしいものが見えます。親鳩が巣にえさを運んできます。巣から離れた枝に止まり、枝をぴょんぴょんと渡りながら巣にたどり着きました。巣に近づくルートは決まっているようです。毎回このルートです。えさをやり終わると、もう一方の親が交代してえさを与えています。
こうしてひな鳥はすくすく育ち、見ると小鳩が羽を羽ばたかせながら枝から枝へと渡り始めました。しきりに羽を動かしています。まもなく巣立ちかな。見ると、少し離れた電線から親鳩が小鳩の練習を見つめています。振り返ると小鳩の周辺には常に親鳩がいました。愛情をたっぷり注がれて育つ小鳩。それにしても親の愛情を注がれない人の子のなんと多いことか。考えてしまいます。
行政書士みつおか事務所うらの小さな物語でした。